運動の60%ってどのくらい?
今回は、運動強度についてのお話しです。
前回のブログにて糖尿病と運動にて全力の60%の運動が良いとお話しさせていただきました。
今回は60%の運動について少し掘り下げていきたいと思います。
全力の60%の運動とは最大心拍数を100%としてその60%の運動を指します。
通常、最大心拍数は[220―年齢]にて計算します。
60%の運動がどの程度の心拍数か計算したい場合は、カルボーネン法という計算式を用いて確認することが出来ます。
カルボーネン法は、{(220―年齢)―安静時の心拍数}×設定したい運動強度[ここでは60%とします]+安静時心拍数にて計算します。
例えば45歳の方を例として計算を行ってみます。安静時の心拍数は65回/分とします。
{(220―45)―65}×60%+65=131回/分
となります。これでどの程度の心拍数を目標にすると良いかがわかります。
計算をせずに運動の強度を60%程度に設定する場合、「少しきつい」や「少し汗をかく」などを目安にすることもあります。この場合、外気温や体調に左右されやすいため、注意が必要です。
普段から運動をされていない方や持病がある方などはこの強度の運動をいきなりすると体への負担が大きすぎる危険性があります。
運動を普段されていない方は運動の強度を40%程度に下げ体調を見ながら徐々にあげてくとなどすると良いです。
持病などがある方は医師などに相談し、どの程度の運動が良いのか相談の上運動を開始することをお勧め致します。