脊椎骨折など
比較的弱い外力によっても生じる骨粗鬆症によるもの(病的骨折の一種)や転移性骨腫瘍による病的推体骨折、強い外力により生じる外傷性推体骨折などがあります。圧迫骨折とよばれることもあります。
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【治療法について】
脊椎骨折などの治療法については、ギブスやコルセットを着用、またはベッドの上で安静にする「保存的療法」と、骨を移植もしくは金属製のネジなどで固定する「外科的療法」の大きく分けて2種類があります。
多くの場合はコルセットを着用して骨がつくのを待ちます。圧迫骨折治療のためのコルセットは固く、大きさもありますが、それを数ヶ月間着用しなければなりません。
近年では潰れた骨に特殊なセメントを注入する手術法「椎体増幅形成術」が開発され、治療期間が短く済み、症状の回復も早いため注目を浴びています。
治療法は、以下の3通りです。
- 薬物療法
- 装具療法
- 外科的療法
【予防・改善のために】
脊椎骨折の主な原因となる骨粗鬆症は、特に女性に多く、年齢を重ねることによって患いやすくなります。
また、転倒する危険度も年齢や性別がかかわってきます。
年齢や性別は、病気の発生や進行の原因として変えることができません。
しかし、食生活や運動習慣については年齢や性別と違い、すぐにでも変えることができます。
たとえば、食べるものを少し変えてみたり(骨を丈夫にする食生活)、散歩をしてみたりすることで生活習慣を変えることができます。
食生活の改善や適度な運動などによって発症を避けられる可能性もあるため、予防を図って行きましょう。