気づいていますか?骨のSOS – 骨粗鬆症検査で未来の健康を守りましょう
「最近、背が縮んだ気がする」「ちょっとしたことで骨折してしまった」そんな経験はありませんか?もしかしたら、それは骨粗鬆症のサインかもしれません。
骨粗鬆症は、骨の密度が低下し、もろくなる病気です。初期には自覚症状がほとんどないため、「沈黙の病」とも呼ばれています。しかし、進行するとわずかな衝撃で骨折しやすくなり、日常生活に大きな支障をきたす可能性があります。特に高齢化が進む日本では、多くの方が骨粗鬆症のリスクにさらされています。
知っておきたい!骨粗鬆症のリスク
骨粗鬆症は誰にでも起こりうる病気ですが、特に以下のような方はリスクが高いと言われています。
- 女性
- 高齢者
- やせ型の方
- 運動不足の方
- 喫煙・飲酒の習慣がある方
- 特定の病気や薬の服用歴がある方
- 家族に骨粗鬆症の人がいる方
- カルシウムやビタミンDの摂取不足の方
閉経後の女性ホルモン(エストロゲン)の減少は、骨密度を低下させる大きな原因となります。
加齢とともに骨を作る能力が低下し、骨がもろくなります。
骨を支えるための十分な体重がないと、骨密度が低くなる傾向があります。
骨は適度な負荷によって強化されます。運動不足は骨密度の低下を招きます。
喫煙や過度の飲酒は、骨の代謝を妨げ、骨密度を低下させる可能性があります。
関節リウマチ、糖尿病、慢性腎臓病などの病気や、ステロイド薬などの長期服用は、骨粗鬆症のリスクを高めることがあります。
遺伝的な要因も影響することがあります。
骨の健康維持に不可欠な栄養素が不足すると、骨密度が低下しやすくなります。
あなたは大丈夫?当てはまる方は検査を!
上記のリスクに一つでも当てはまる方は、一度骨粗鬆症の検査を検討することをおすすめします。特に、以下のような方は積極的に検査を受けましょう。
- 65歳以上の女性、70歳以上の男性
- 閉経後の女性
- 骨折の経験がある方
- 健康診断で骨密度の低下を指摘された方
- 骨粗鬆症のリスク因子を複数持つ方
加齢に伴い骨粗鬆症のリスクは高まります。
女性ホルモンの減少により、骨密度が急激に低下する可能性があります。
特に、尻もちをつくなど軽微な転倒で骨折した場合は注意が必要です。
早期の対策が重要です。
リスクが高いほど、検査の必要性は高まります。
骨粗鬆症の検査は、痛みもなく短時間で終わることがほとんどです。主に、DXA(デキサ)法と呼ばれるX線を使った検査で骨密度を測定します。この検査によって、骨の強度を正確に評価することができます。
未来の健康のために!今日からできる骨粗鬆症予防
骨粗鬆症は、早期発見と適切な対策によって進行を遅らせ、骨折のリスクを減らすことができます。日々の生活の中で、以下の点に注意してみましょう。
1.バランスの取れた食事
○カルシウム:乳製品、小魚、緑黄色野菜などに多く含まれています。
○ビタミンD:魚介類、きのこ類などに含まれ、日光浴によっても体内で合成されます。
○ビタミンK:納豆、緑黄色野菜などに含まれ、骨の形成を助けます。
○たんぱく質:骨の主成分であり、筋肉を維持するためにも重要です。
2.適度な運動
○ウォーキングや軽いジョギングなどの体重負荷運動:骨に適切な刺激を与え、骨密度を高めます。
○筋力トレーニング:骨を支える筋肉を強化し、バランス感覚を養うことで転倒予防につながります。
3.禁煙と節度ある飲酒
○喫煙は骨の代謝を悪くし、骨密度を低下させます。
○過度の飲酒も骨形成を阻害する可能性があります。
4.転倒予防
○室内では滑りやすいものを片付け、足元に注意しましょう。
○階段や浴室には手すりを設置するなど、安全な環境を整えましょう。
○バランス感覚を養う運動を取り入れましょう。
5.定期的な検査と医師の指導
○リスクの高い方は、定期的に骨密度検査を受け、医師の指導に従いましょう。必要に応じて薬物療法を行うこともあります。
十日市場、霧が丘のかたの整形外科クリニックで検査を!
骨粗鬆症は、 知らず知らずのうちに進行し、気づいたときには骨折のリスクが高まっている可能性があります。しかし、早期に発見し、適切な対策を講じることで、健康な骨を維持し、活動的な生活を送ることができます。
「もしかして?」や「年齢的に心配かも」と思ったら、まずは横浜市緑区、霧が丘、十日市場の、かたの整形外科クリニックにご相談下さい。