駐車場9台分完備
十日市場駅からバス8分
青葉台駅からバス18分

神奈川県横浜市緑区霧が丘4-13-1

診療時間
9:00~12:00/15:00~18:30
土曜診療
9:00~14:00
休診日
木曜、土曜午後、日曜・祝日
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交通事故後のむち打ち治療、後遺症を残さないための正しい選択

交通事故後のむち打ち治療、後遺症を残さないための正しい選択

交通事故に遭われた方へ、心よりお見舞い申し上げます。
もし、事故直後には自覚症状がなくても、「むち打ち(頸椎捻挫)」は数日~数週間後に突然、首の痛みやしびれ、頭痛といった様々な不調を引き起こすことがあり、放置すると後遺症に悩まされるケースも少なくありません。
後遺症のリスクを最小限に抑えるには、適切な初期診断と治療が極めて重要です。
本記事では、横浜市緑区・十日市場で地域の皆様の健康をサポートするかたの整形外科クリニックが、交通事故後のむち打ちについて、「後遺症を残さないために何から始めるべきか」を整形外科専門医の視点から詳しく解説します。

当院の交通事故治療についてはこちら

交通事故で「むち打ち」になったら?放置が危険な理由と多様な症状
交通事故の衝撃は、想像以上に体に大きな負担をかけます。特に、首が鞭のようにしなることで起こる「むち打ち症(頸椎捻挫)」は、画像検査では異常が見つかりにくいにも関わらず、様々な症状を引き起こす厄介なものです。

むち打ち(頸椎捻挫)のメカニズム:なぜ症状が出るのか
追突事故などで体に急激な衝撃が加わると、首(頸椎)は予測できない方向に大きくしなります。この際、首の骨(頸椎)やその周りの筋肉、靭帯、神経などが損傷を受けることがあります。この一連の動きが、まるで鞭がしなるように見えることから「むち打ち」と呼ばれます。
レントゲンなどの検査で骨に異常がない場合でも、内部では神経や自律神経が大きなダメージを負っている可能性があるため、専門医による詳細な診断が不可欠です。

見過ごせない!むち打ちの主な症状チェックリスト
むち打ちの症状は多岐にわたり、事故直後には感じにくいことが特徴です。一つでも当てはまる症状があれば、整形外科を受診しましょう。

  • 首の痛み・こわばり
  • 最も一般的な症状で、首を動かすと痛みが強くなることがあります。

  • 頭痛
  • 後頭部や首筋にかけての頭痛が多く、吐き気を伴うこともあります。

  • 肩や背中の痛み・こわばり
  • 首の痛みと連動し、肩や背中にも痛みや重だるさを感じることがあります。

  • 手のしびれ・脱力感
  • 首の神経が圧迫されることで、手や腕にしびれや力が入りにくいといった症状が出ることがあります。

  • 自律神経系の不調
  • めまい・ふらつき、吐き気、耳鳴り、眼精疲労、集中力低下・倦怠感など。

    「事故直後は大丈夫」が一番危険!むち打ちの潜伏期間について
    これらの症状は、事故後数日~数週間経ってから現れることも少なくありません。事故直後の興奮状態や緊張が解けると、炎症や神経の圧迫による症状が遅れて出現するためです。「たいしたことない」と自己判断して初期治療のタイミングを逃すと、症状が慢性化し、後遺症として定着するリスクが高まります。

    後遺症を残さない!むち打ち治療で最も重要な「整形外科での初期対応」
    むち打ちの後遺症は、適切な初期治療を行わなかった場合に起こりやすくなります。後遺症(慢性的な首の痛み、頭痛、めまい、手のしびれなど)は日常生活の質(QOL)を著しく低下させます。
    後遺症を残さないために最も重要なことは、早期に整形外科専門医による適切な治療を開始することです。

    むち打ちの回復を早める初期治療の5つのステップ

    1.整形外科専門医による正確な診断
    まずは、日本整形外科学会認定の専門医による診察を受け、症状の程度や状態を正確に把握することが重要です。当院では、レントゲンなどの画像検査だけでなく、丁寧な問診と触診、徒手検査を重視し、症状の原因と神経症状の有無を総合的に判断します。

    2.適切な安静と固定
    炎症が強い急性期には、首を無理に動かさずに安静を保ち、必要に応じて頸椎カラー(首のサポーター)などで固定します。これにより、患部の負担を軽減し、早期の回復を促します。

    3.薬物療法による疼痛管理
    痛みや炎症を抑えるために、鎮痛剤や筋弛緩薬などが処方されます。医師の指示に従って正しく服用し、つらい初期症状をコントロールします。

    4.物理療法・注射による症状緩和
    痛みが落ち着いてきたら、温熱療法や牽引療法、低周波治療などの物理療法を行います。血行を促進し、筋肉の緊張を和らげ、痛みを軽減する効果が期待できます。

    5.専門の理学療法士によるリハビリテーション
    後遺症を防ぎ、再発しない体を作るためには、専門的なリハビリが不可欠です。横浜市・十日市場のかたの整形外科クリニックでは、経験豊富な理学療法士の指導のもと、首や肩周りの筋肉を優しく動かす運動療法や徒手療法を行い、関節の可動域の回復と機能改善に力を入れています。

    整形外科クリニックの選び方
    むち打ち治療をどこで受けるかによって、回復のスピードや後遺症のリスクが大きく変わります。

    1.交通事故治療の経験と実績が豊富であること
    交通事故治療の対応に豊富な経験を持つ医師・スタッフがいるか確認しましょう。

    2.丁寧な問診と的確な診断
    症状や事故状況を丁寧に聞き取り、画像検査だけでなく触診・徒手検査を含む総合的な診断を行ってくれるクリニックを選びましょう。

    3.専門的なリハビリテーション体制が整っていること
    適切なリハビリは後遺症予防の鍵です。専門の理学療法士が在籍し、充実したプログラムを提供しているクリニックを選びましょう。

    4.交通事故に関する保険や手続きに詳しいこと
    治療費の請求や保険会社とのやり取りなど、交通事故に関する手続きについてもサポートしてくれるクリニックだと安心です。

    諦めずに、適切な治療で後遺症のない日常を取り戻しましょう
    交通事故によるむち打ち症は、適切な治療を早期に行えば、多くの場合、後遺症を残さずに回復することができます。
    もし、交通事故に遭われて首や体に少しでも違和感を感じたら、決して我慢せず、横浜市緑区、十日市場、霧が丘の整形外科専門医がいるかたの整形外科クリニックを受診してください。
    私たちは、皆様が一日も早く元の健康な生活を取り戻せるよう、専門性の高いリハビリテーションと丁寧な治療で、全力でサポートさせていただきます。

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    冬になると膝が痛くなるのはなぜ?その原因と今日からできる対策

    はじめに:冬の寒さと膝の痛み、その切っても切れない関係
    「冬になると、決まって膝が痛くなる…」「寒くなると、動き出しが特に辛い」
    当クリニックにも、毎年この時期になると、このようなお悩みを抱えて来院される患者様が増えます。寒い季節の膝の痛みは、決して気のせいではありません。気温の低下や生活習慣の変化が、あなたの膝に大きな影響を与えている可能性があります。
    本記事では、整形外科の視点から、なぜ冬になると膝が痛くなりやすいのか、その主な原因を分かりやすく解説します。そして、痛みを和らげ、冬を快適に過ごすための具体的なセルフケア方法と、専門的な治療の選択肢についてご紹介します。
    膝の痛みを我慢せず、この冬こそ原因を知り、適切な対策を始めましょう。

    1.冬に膝が痛む主な原因:寒さが引き起こすメカニズム
    冬の寒さが膝の痛みを増すのには、主に以下の3つの医学的なメカニズムが関係しています。

    (1)血行不良と筋肉の硬直
    気温が下がると、体は体温を維持しようとして、血管を収縮させます。このとき、膝関節周辺で二つの問題が生じます。
    まず、血管が収縮することで、血液の流れが悪くなります。これにより、膝周辺の筋肉や靭帯に十分な酸素や栄養が行き届かなくなり、老廃物(痛みの原因物質)が溜まりやすくなります。これが血行不良です。

    (2)関節液(滑液)の粘度上昇
    膝関節は、関節液(滑液)という潤滑油のような液体で滑らかに動いています。しかし、温度が下がると、この関節液の粘度(ねばりけ)が増し、固くなりやすくなります。
    関節液が硬くなると、関節の動きが悪くなり、摩擦が増えることで、「きしみ」や「こわばり」、そして**「痛み」を感じやすくなります。特に朝起きた時や、じっと座っていた後の「動き出しの痛み」**として感じやすいのが特徴です。

    (3)低気圧・自律神経の乱れ
    天候の変化やストレスも痛みに影響します。冬場は天気や気圧が変動しやすく、特に雪や雨が降る前の低気圧の接近時に、関節内の圧力が高まり、痛みを感じやすくなることが指摘されています。
    また、寒さによるストレスは、自律神経の乱れを引き起こします。交感神経が優位になりやすくなり、これが血管を収縮させるため、前述の血行不良をさらに悪化させる要因となります。

    2.冬の痛みに潜む病気:特に注意すべき「変形性膝関節症」
    冬の痛みの背景には、単なる冷えや血行不良ではなく、病気が潜んでいるケースが少なくありません。特に注意が必要なのが、変形性膝関節症 です。

    変形性膝関節症とは
    この病気は、膝の関節にある軟骨が、加齢やO脚・X脚、使いすぎなどによってすり減り、関節に炎症が起きたり、骨が変形したりして痛みが生じるものです。

    冬の痛みが変形性膝関節症のサインである理由
    すり減って脆弱化した軟骨は、健康な軟骨よりも寒さによる血行不良や関節液の粘度変化の影響を受けやすく、わずかな刺激でも炎症や痛みが強まります。
    「冬だけだから」と放置していると、病状が進行してしまう可能性があります。特に、水が溜まる、関節が腫れる、O脚が進むといった症状がある場合は、すぐに専門医の診察を受ける必要があります。

    3.今日からできる!冬の膝痛対策セルフケア
    重症化を防ぎ、冬を快適に乗り切るために、ご自宅で簡単にできる具体的なセルフケアをご紹介します。痛みのない範囲で、無理せず行うのが鉄則です。

    (1)徹底した保温・防寒
    痛みの最大の原因である「冷え」を防ぐことが最優先です。膝だけではなく、太もも、お尻、足首(特に「三首」と呼ばれる手首・足首・首)を温めましょう。厚手の靴下やレッグウォーマーは必須です。
    カイロは膝の皿の周囲や、太ももの裏(ハムストリングス)などに貼ると効果的ですが、直接皮膚に貼らないように注意してください。また、40℃程度のぬるめのお湯にゆっくり浸かり、体の芯から温めて血行を促進する習慣をつけましょう。

    (2)膝に優しい軽い運動(ストレッチ&筋トレ)
    関節を動かし、血行を改善し、膝を支える筋肉を維持することが重要です。
    まず、血行促進のためのストレッチとして、椅子に座った状態で膝をゆっくり曲げ伸ばしする運動を20回程度行ってみましょう。これは関節液の循環を促し、筋肉の柔軟性を高めるのに役立ちます。
    次に、膝の安定性を高める太ももの筋力トレーニングです。仰向けに寝て、膝を伸ばしたままかかとを床から数センチ持ち上げ、5秒キープすることを左右10回ずつ行います。また、座ったまま足首をゆっくり回す運動は、ふくらはぎの血行を促し、全身の冷えを改善する効果があります。

    (3)適切な体重管理と食事
    体重が増えると、膝への負担は歩行時で体重の約3倍と、想像以上に大きくなります。冬はつい活動量が減り、体重が増えやすい時期です。バランスの取れた食事を心がけ、体重を増やさないよう注意しましょう。

    4.自己判断せずに専門医へ
    セルフケアを続けても痛みが改善しない場合、または痛みが悪化している場合は、速やかに整形外科専門医にご相談ください。冬の間に適切な治療を行うことが、病気の進行を防ぎ、春以降の活動的な生活を取り戻すための鍵となります。
    横浜市緑区、霧が丘、十日市場のかたの整形外科クリニックでは、整形外科専門医による診療を行っております。
    当院は、精密な診断のための画像検査設備に加え、理学療法士による専門性の高いリハビリテーションを提供し、痛みの改善から根本的な動作の修正、再発予防までトータルでサポートします。
    「膝が痛いけれど、どこに相談すればいいか分からない」と迷われている方はお気軽に当院にご相談ください。

かたの整形外科クリニック

診療科目 整形外科・リハビリテーション科・内科
院長名 片野 素昭
資格 日本整形外科学会認定 整形外科専門医
日本整形外科学会認定 スポーツ医
日本整形外科学会認定 運動器リハビリテーション医
日本整形外科学会認定 リウマチ医
日本整形外科学会認定 脊椎脊髄病医
義肢装具等適合判定医
身体障害者福祉法指定医(肢体不自由)
所在地 〒226-0016  神奈川県横浜市緑区霧が丘4-13-1
TEL 045-924-0560
アクセス 駐車場9台分完備
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