関節リウマチ
関節リウマチは、本来なら病原菌などの外敵を攻撃するはずの免疫が暴走して自分自身の体を攻撃し(自己免疫)、主に手足の関節が腫れたり痛んだりする病気です。
病気が進行すると関節の骨や軟骨が破壊されて関節に変形が起こり、関節の可動範囲が狭くなってきます。全身的な症状としては疲れやすさ、脱力感、体重減少、食欲低下などがみられるようになります。女性の患者が多く、発症するのは主に30~50代です。
【治療法について】
関節リウマチの治療法は、「病気の進行を抑える」「痛みをとる」「機能障害の回復」となります。
炎症による痛み、関節破壊による痛みなど、痛みの種類に合わせて薬物療法・理学療法(リハビリ)・神経ブロック療法・外科的療法を組み合わせた治療を行います。
治療法は、以下の4通りです。
- 薬物療法
- 理学療法(リハビリテーション)
- 神経ブロック療法
- 外科的療法
【予防・改善のために】
関節リウマチの発病を予防することは残念ながら難しいです。不幸にして発病してしまったら、治療に全力を傾けることが大切です。以前は治らないと言われていましたが、近年は診断技術と治療薬の進歩により、早期に適切な治療を開始すれば、15~20%ほどの方は症状が収まります。
また、十分な睡眠と安静・必要な栄養をとる・関節を冷やさないなどが大切です。予防はできませんが体力が落ちたときに発症しやすく、全身の消耗性の疾患ですので非常に重要なことです。