ばね指(弾発指)
指の付け根の下の方に痛みがあったり、指が曲がったまま戻りにくくなったりします。
女性に起こりやすく、仕事などで手をよく使う人に発症しやすい疾患です。
原因は腱鞘炎を繰り返すことです。腱は腱鞘と呼ばれる鞘(さや)に包まれていますが、
この腱鞘が炎症を起こして肥大すると、腱が引っ掛かってしまい、痛みを引き起こしたり、
指がスムーズに動かなくなったりします。多くは親指・薬指・中指などに起こります。
【治療法について】
治療には、安静、内服、外用(湿布や塗り薬)などの使用により症状を改善させるための「保存療法」と、
メスを用いて根治を目指す「手術療法」の二種類があります。最初から手術を勧めることはありません。
指の可動を良くし、痛みを抑える治療が基本となります。主な治療法は、以下の6通りです
治療法は、以下の6通りです。
- 薬物療法
- 温熱療法
- 理学療法(リハビリテーション)
- 装具療法
- 神経ブロック療法
- 外科的療法
【予防・改善のために】
ばね指は手を酷使する方(パソコンの使い過ぎや、ゴルフの練習のしすぎなど)が発症しやすい症状のため、
定期的に指を休ませ、負担を軽減することが予防につながります。
痛みが発症すると安静を保つために、徐々に指を動かさなくなるほかに、長期間の固定により、
血流が悪化し関節自体も固くなってしまうため適度な運動やストレッチで柔軟性を保つことが大切です。