ほぐしていい筋肉とそうでない筋肉
筋肉が凝り固まっている時、どうしてもマッサージしてほぐしたくなってしまいますよね。
しかし、実はこのマッサージによって逆に痛くなったり、その場ではよくなるがすぐ戻ってしまうという事が起きてしまいます。なぜでしょうか?
それは、、、ほぐす筋肉が違うからです!!
筋肉とは、本来あるべき長さに保たれているときが1番疲れにくい状態なのです。
その筋肉が短縮してしまった場合や、引き延ばされてしまっている場合に疲労してきてしまいます。これが、コリの正体です。
ではこの時、引き伸ばされている筋肉をほぐすとどうなるでしょうか、、、?
さらに引き伸ばされてしまい、もっと筋肉が疲れやすくなり、さらに痛くなってしまいます。
ですので、ほぐすべきは、短縮した筋肉です。
例えば、肩コリの方の場合は背中が丸まってしまい、背筋や肩甲骨を寄せる筋肉が引き伸ばされてしまっているので、背中をほぐすのではなく、胸の筋肉を伸ばすのが正しいです。肩コリに関しては、肩甲骨の裏側に付着する筋肉が短縮してしまっていることが多いので、肩甲骨をよく動かすようにして下さい。
肩コリだけではなく、体の痛みには筋肉が関係していることが多々ありますので、どこをほぐしてよいかを確認して行うようにしてください。
その際は、当院やリハビリ施設に通院し正しいやり方を教わってからにして下さい。