急性腰痛症(ぎっくり腰)
急性腰痛症(ぎっくり腰)とは重いものを持ったり、急な動作によって突然腰に痛みが走り、場合によっては動けなくなってしまう病気です。
腰の関節や椎間板に大きな力がかかることで、腰を支える靱帯などに部分的な損傷が起こることが多く、痛みの原因はさまざまです。
老若男女問わず、若い人でも多いことが特徴で、下肢に痛みやしびれがある場合は椎間板ヘルニアへ移行することもあります。
【治療法について】
ほとんどの場合、発症直後はあまり動作ができない場合が多く、横になって安静にします。
少しでも動けるようになったら、痛みを軽減するために消炎鎮痛剤の使用や、腰部の筋肉内へのブロック注射、電気治療、温熱療法などを行います。
治療法は、以下の5通りです。
腰に急な強い痛みを感じたら当院にご相談ください。
- 薬物療法
- 温熱療法
- 理学療法(リハビリテーション)
- 装具療法
- 神経ブロック療法
【予防・改善のために】
急性腰痛症を経験した人の約25%は1年以内に再発すると言われるほど、再発の多い病気です。普段から、以下のような方法で腰をかばうという意識をもつことが大切です。
- 無理な姿勢をとらないよう心掛け、重いものを持つことを避ける。
- 冷えを防ぎ、日常から姿勢を保てるように体幹を鍛える。
- 肥満の方は、ダイエットをして腰への負担を軽減させる。
- 適度な運動を習慣にして、腰関節を柔軟に保つ。