シンスプリント
走ることが多いスポーツを行っている人に多く、運動時や運動後に下腿の内側に慢性的な痛みが起こるものを「シンスプリント」あるいは「過労性頸部痛」と呼んでいます。
痛みを我慢して走っていると走れなくなってしまい、病院で疲労骨折と診断されて長い間運動を中止せざるをえないこともあります。また時間が経つと非常に治りが悪くなり、早期に治療を始めなければなりません。
ランニングやジャンプにより下腿の内側の骨に刺激が加わることと、足首や足の親指で地面を蹴る筋肉が、下腿骨の骨膜を引っ張り炎症が起こるためだと考えられています。
【治療法について】
治療法は、以下の4通りです。
下腿の内側に違和感を感じたら当院にご相談ください。
- 薬物療法
- 温熱療法
- 理学療法(リハビリテーション)
- 装具療法
【予防・改善のために】
シンスプリントは症状が治まっても、運動を再開すると再発する可能性があります。
運動量を急に増やさない、十分なストレッチを行なってから運動を開始することが大切です。基礎的な筋力や関節の柔軟性を培い、以下の方法で予防します。
- 扁平足の方は、硬い地面での運動を避け、インソールを利用する。
- 指導者や専門医に見てもらい、身体の使い方や練習環境を見直す。
- ふくらはぎや足裏のストレッチを行い、柔軟性を身につける。
- 下腿を中心に筋力トレーニングを継続して行う。