変形性膝関節症
膝関節の軟骨が摩耗し、関節炎や変形が生じて、膝の痛みと水が溜まるなどの症状が現れる疾患です。
初期では、立ち上がり・歩き始めなど動作の開始時にだけ痛んで、休めば痛みは消えます。しかし、だんだんと正座や階段の昇り降りが困難になり、末期になると、安静時にも痛みが取れなくなって、膝関節の変形も目立ってきます。
主な原因は関節軟骨の老化であり、年齢とともに患者数は増加します。
【治療法について】
治療法は、以下の6通りです。
膝に違和感を感じたら当院にご相談ください。
- 薬物療法
- 温熱療法
- 理学療法(リハビリテーション)
- 装具療法
- 神経ブロック療法
- 外科的療法
【予防・改善のために】
変形性膝関節症は慢性的な疾患のため、関節症状を悪化させないための日常生活の注意やトレーニングが大切です。
- 膝を支えるふとももの前の筋肉(大腿四頭筋)を鍛える。
- 適度な運動やストレッチにより、関節を柔軟にする。
- 普段からイスを利用して正座を避け、洋式トイレを使用する。
- 肥満の方は減量を心がけ、膝のストレスを軽くする。
- 膝がクーラーなどで冷え過ぎないように注意する。