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神奈川県横浜市緑区霧が丘4-13-1

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変形性肘関節症

変形性肘関節症

【変形性肘関節症とは】
変形性肘関節症は、加齢や肘への過度な負担、過去の怪我などが原因で、肘関節の軟骨がすり減ったり、骨が変形したりする疾患です。これにより、肘の痛みや可動域制限などの症状が現れます。変形性関節症は、全身の関節に起こりうる疾患ですが、肘関節に発症する場合は、比較的まれです。しかし、一度発症すると、日常生活に大きな支障をきたすことがあるため、早期の診断と適切な治療が重要となります。

肘関節は、上腕骨、橈骨、尺骨という3つの骨で構成されており、これらの骨の表面は、滑らかな軟骨で覆われています。この軟骨が、関節の動きをスムーズにする役割を果たしています。しかし、加齢や使いすぎなどによって、この軟骨が徐々にすり減ってしまうと、骨同士が直接ぶつかり合うようになり、痛みや炎症を引き起こします。また、骨の表面に棘(骨棘)ができたり、関節包が厚くなったりすることもあります。

変形性肘関節症の主な原因は、加齢による軟骨の変性ですが、その他にも、以下のような要因が関与していると考えられています。

  • 過去の怪我: 肘の骨折や脱臼などの怪我の後遺症として、変形性関節症を発症することがあります。
  • 肘の使いすぎ: 重い物を持ち上げる作業や、スポーツなどで肘を酷使することも、発症のリスクを高めます。
  • 遺伝的要因: 変形性関節症は、遺伝的な要因も関与していると考えられています。

【変形性肘関節症の症状】
変形性肘関節症の主な症状は、肘の痛みと可動域制限です。

痛み
初期の頃は、肘を動かした時や、肘に力を入れた時に痛みを感じることが多いです。進行すると、安静時にも痛みを感じるようになったり、夜間に痛みが強くなったりすることもあります。痛みは、肘の外側や内側に現れることが多く、時には前腕や上腕に広がることもあります。

可動域制限
肘の曲げ伸ばしがしにくくなる、肘を完全に伸ばすことができない、肘を回す動作が制限されるなどの症状が現れます。これにより、日常生活動作(食事、着替え、洗髪など)が困難になることがあります。

その他にも、以下のような症状が見られることがあります。

  • 腫れ: 肘関節が腫れて、熱を持つことがあります。
  • 関節の変形: 進行すると、肘関節が変形してくることがあります。
  • 軋轢音: 肘を動かすと、関節内で軋轢音(ジャリジャリとした音)がすることがあります。

【検査・診断】
変形性肘関節症の診断は、問診、理学的検査、画像検査などに基づいて行われます。

問診
いつから、どのような時に痛みが出るか、日常生活での支障の程度などを詳しくお伺いします。過去の怪我の有無、仕事内容、スポーツ歴なども重要な情報となります。

理学的検査
肘の腫れや変形の有無、肘の可動域、圧痛の有無などを確認します。また、肘の安定性を評価するためのテストも行います。

画像検査

  • レントゲン検査: 肘関節の骨の状態や、関節の隙間の狭まり具合などを確認します。骨棘の形成や、関節の変形なども分かります。
  • その他の検査: 必要に応じて、CT検査やMRI検査などを行うこともあります。これらの検査では、軟骨の状態や、靭帯、腱などの軟部組織の状態を詳しく調べることができます。

【治療】
変形性肘関節症の治療は、症状の程度や進行度に合わせて、保存療法と手術療法を選択します。

保存療法
初期の頃や、症状が軽い場合には、保存療法を行います。

  • 安静: 肘への負担を軽減するために、肘を休ませることが大切です。重い物を持つ作業や、肘を酷使するスポーツなどは避けましょう。
  • 薬物療法: 痛み止め(内服薬や外用薬)を用いることで、痛みを和らげ、炎症を抑えます。
  • 装具療法: 肘のサポーターやバンドを装着することで、肘の安定性を保ち、負担を軽減します。
  • リハビリテーション: 肘のストレッチや筋力トレーニングを行います。これにより、肘の可動域を改善し、筋力を回復させます。

手術療法
保存療法で症状が改善しない場合や、症状が進行して日常生活に大きな支障をきたしている場合には、手術療法を検討します。

  • 関節鏡視下手術: 関節鏡を用いて、関節内の炎症を起こしている組織や、骨棘などを取り除きます。比較的小さな傷で行うことができ、回復も早いとされています。
  • 人工肘関節置換術: 肘関節の損傷が著しい場合には、人工の関節に置き換える手術を行います。

【予防】
変形性肘関節症を完全に予防することは難しいですが、発症のリスクを減らすために、以下の点に注意することが大切です。

  • 肘の使いすぎを避ける: 重い物を持つ作業や、肘を酷使するスポーツなどは、適度に行いましょう。
  • 正しいフォーム: スポーツや作業を行う際には、正しいフォームを意識し、肘に過度な負担がかからないようにしましょう。
  • 適度な運動: 肘周りの筋肉を強化し、柔軟性を保つために、適度な運動を行いましょう。
  • 怪我の予防: スポーツや日常生活で、肘を怪我しないように注意しましょう。
  • 早期治療: 肘に痛みや違和感を感じたら、早めに医療機関を受診しましょう。

【十日市場、霧が丘のかたの整形外科クリニックへ相談を】
横浜市緑区、十日市場、霧が丘のかたの整形外科クリニックでは、変形性肘関節症の治療として、薬物療法、リハビリテーションを中心に行っています。患者さんの症状や状態に合わせて、適切な治療法を選択し、日常生活での注意点や自主トレーニングの方法なども丁寧に指導いたします。手術が必要と判断される場合には、適切な医療機関をご紹介いたします。

【よくある質問】
Q:変形性肘関節症は治りますか?
A:変形性関節症は、進行性の疾患であり、完全に治すことは難しいですが、適切な治療を行うことで、痛みや可動域制限などの症状を軽減し、日常生活を送ることができます。

Q:変形性肘関節症に良い運動はありますか?
A:肘に過度な負担をかけない、軽いストレッチや筋力トレーニングが効果的です。専門家の指導のもと、適切な運動を行うようにしましょう。

Q:変形性肘関節症を放置するとどうなりますか?
A:症状が進行し、日常生活に大きな支障をきたすことがあります。また、関節の変形が進んでしまうこともあります。

Q:変形性肘関節症の手術は成功しますか?
A:手術の成功率は、患者さんの状態や手術の方法によって異なりますが、近年では、手術技術の進歩により、良好な結果が得られるようになってきています。担当医とよく相談して、手術のメリットとデメリットを理解した上で、治療方針を決定することが大切です。

かたの整形外科クリニック

診療科目 整形外科・リハビリテーション科・内科
院長名 片野 素昭
資格 日本整形外科学会認定 整形外科専門医
日本整形外科学会認定 スポーツ医
日本整形外科学会認定 運動器リハビリテーション医
日本整形外科学会認定 リウマチ医
日本整形外科学会認定 脊椎脊髄病医
義肢装具等適合判定医
身体障害者福祉法指定医(肢体不自由)
所在地 〒226-0016  神奈川県横浜市緑区霧が丘4-13-1
TEL 045-924-0560
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