足趾骨折など
足趾の骨折は、裸足になることが多い日本人には受傷する機会が多い骨折と言えます。
手術までいくことはあまりありません。打撲だと思っていて、なかなか痛みが引かず、実は骨折だったと後からわかる場合もよくある骨折です。
内出血が起こっていますが、打撲のようにも見えます。
【治療法について】
骨折ではない場合、鎮痛を目的とした薬物療法、または湿布などで数日から数週間、経過観察をいたします。また、歩行の不便さの解消やスポーツ復帰を目的としたリハビリテーションも行います。
骨折の場合は、骨折した指と隣の指を固定するテープ固定、もしくはシーネ固定(添え木による固定)を行うことが多いです。固定期間は軽傷なら3~4週間、経過により6週間前後を要することもあります。
治療法は、以下の3通りです。
- 薬物療法
- 理学療法(リハビリテーション)
- 装具療法
【予防・改善のために】
◦筋力
つまずく、ぶつかる、倒れるといったアクシデントがあっても、身体を支える筋力があれば踏みとどまることができます。日頃から筋力トレーニングを行いましょう。
◦バランス能力
バランス能力が低下すると、正しい姿勢を維持したり、安定して立ったり座ったりするのが難しくなり、転倒しやすくなります。片足立ちをしたり、足指を鍛えたりして、バランス能力を鍛えておくことも重要です。
◦柔軟性
久しぶりに運動すると、転倒してケガや骨折をすることがあります。その背景にあるのが、柔軟性の低下です。ストレッチ運動で柔軟性を保ち、身体の動かせる範囲を広げておくことおすすめします。