足関節靭帯損傷
足関節外側靭帯は、足関節の外くるぶしの下端についている3つの靭帯です。
前距腓靭帯、踵腓靭帯、後距腓靭帯です。
スポーツの最中、段差を踏みはずした際に足を内側にひねって受傷します。
スポーツ外傷の中では最も頻度の高いケガです。最も損傷頻度が高いのが前距腓靭帯です。
次いで踵腓靭帯で後距腓靭帯を損傷することは稀です。損傷の程度によって3段階に分けて治療方法が決められます。完全断裂では、外くるぶしが腫れ、血腫(出血した血液が溜まります)が溜まります。痛みのためにまともに歩くことができません。
【治療法について】
基本的には装具(主にギブス)を使用し保存療法によって治療を行います。
ですが、何度も捻挫を繰り返し、日常生活や運動の制限が著しい場合には、
手術による靭帯の再建を行うこともあります。
治療法は、以下の5通りです。
- けん引療法
- 温熱療法
- 理学療法(リハビリテーション)
- 装具療法
- 外科的療法
【予防・改善のために】
足関節靭帯損傷は、バレーボールやバスケットボールといった競技で特に多く発生します。
運動を行う前に準備運動としてジャンプ動作やサイドステップなどを行い、足関節周囲の筋の活動性を高めておく為にも、日ごろからのストレッチが足関節靭帯損傷を予防するためには非常に大切です。