半月板損傷
半月板は、膝関節の大腿骨と脛骨の間にある”C”型をした軟骨組織です。
内側と外側それぞれにあり、クッションとスタビライザーの役目を果たしています。
ここが損傷すると、膝の曲げ伸ばしの際に痛みや引っ掛かり感を覚えたりします。悪くすると、膝に水(関節液)が溜まったり、急に膝が動かなくなったりする「ロッキング」という状態になり、痛くて歩けなくなったりします。
【治療法について】
膝に強い痛みや腫れがある時には、まずは患部に負担をかけないよう安静にすることが大切です。
治療法は、以下の5通りです。
- 薬物療法
- 温熱療法
- 理学療法(リハビリテーション)
- 神経ブロック療法
- 外科的療法
【予防・改善のために】
半月板損傷の予防には、足首や股関節など下肢全体を柔軟にしておくことが重要です。それにより、膝へかかる負担が軽減されやすくなるため、日頃からストレッチや筋力トレーニングを行い、膝関節自体を柔らかく保つようにしましょう。
また、患部をかばうことで無意識に健側に負担がかかり、膝関節周囲の筋力もアンバランスになるため、支障をきたすことも考えられます。
そのために軽いウォーキングなどでも良いので膝周りの筋力強化も必要となります。