変形性足関節症
変形性足関節症は、足首の関節の軟骨が損傷して炎症が起こり、足首に痛みを生じる病気です。
原因は、加齢による一次性と、O脚、繰り返すねんざ、骨折などによる二次性があります。主な症状は、歩き始めに痛む、夕方に腫れる、階段や坂を下りるのがつらいなどが見受けられます。
診断は、歩行状態や足関節の変形、腫れや痛みの部位、動きなどの診察と、関節の隙間をX線検査で調べて行います。
【治療法について】
治療法は、以下の4通りです。
長引く足首の関節の痛みや腫れ、正座ができないなどの症状があれば当院にご相談ください。
- 薬物療法
- 理学療法(リハビリテーション)
- 装具療法
- 外科的療法
【予防・改善のために】
足首の痛みを予防・改善するためには、足首に負担をかける動作をしないことが大切です。足首やアキレス腱のストレッチは、予防だけでなく症状の緩和にも役立ちます。
また具体的には、以下のようなことに気をつけましょう。
- 足首、くるぶしなどの摩擦や圧迫を避けるため、自分の足にあった靴を選ぶ
- 過剰な運動は避け、スポーツをする前にはしっかりとストレッチをする
- 足関節の内側の痛みを和らげるため、バンドやゴムを使い筋力トレーニングを行う
- 体重による負荷を減らすため、ダイエットをして進行を抑制する