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神奈川県横浜市緑区霧が丘4-13-1

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木曜、土曜午後、日曜・祝日
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靭帯損傷

靭帯損傷

【靭帯損傷とは】
「スポーツ中に膝をひねった」「交通事故で膝を強く打った」そんな出来事の後、膝に激しい痛みや腫れ、不安定感を感じたことはありませんか?それは靭帯損傷(じんたいそんしょう) かもしれません。靭帯は、骨と骨をつなぎ、関節の安定性を保つための強靭な繊維状の組織です。膝には、主に以下の4つの重要な靭帯があります。

  • 前十字靭帯(ACL): 膝の安定性を保つ最も重要な靭帯の一つ。スポーツ中の急な方向転換やジャンプの着地で損傷しやすい。
  • 後十字靭帯(PCL): 膝の安定性を保ち、特に膝を強く打った際に損傷しやすい。
  • 内側側副靭帯(MCL): 膝の内側の安定性を保ち、膝が外側に曲がるのを防ぐ。
  • 外側側副靭帯(LCL): 膝の外側の安定性を保ち、膝が内側に曲がるのを防ぐ。

これらの靭帯に、スポーツや交通事故などで大きな力が加わることで、部分的または完全に切れてしまう状態を靭帯損傷と呼びます。特にスポーツ外傷では、前十字靭帯や内側側副靭帯の損傷が頻繁に見られます。

【靭帯損傷の症状】
靭帯損傷の症状は、怪我の直後と時間が経ってからで変化します。

急性期(怪我の直後)

  • 激しい痛み:損傷した瞬間に「ブチッ」という音や感覚を伴うこともあり、激しい痛みが走ります。
  • 著しい腫れ:関節内に血液が溜まることで、膝全体が大きく腫れ上がります。
  • 熱感:炎症が起きているため、触ると熱っぽく感じます。
  • 可動域制限:痛みや腫れが原因で、膝を動かせる範囲が著しく制限されます。
  • 歩行困難:痛みが強く、足に体重をかけられないため、まともに歩くことが困難になります。

慢性期(時間が経ってから)

急性期を過ぎると、痛みや腫れは徐々に落ち着いてきます。しかし、この時期になると以下のような症状が目立ってきます。

  • 膝の不安定感: 靭帯の機能が失われたことで、膝がグラグラする、ガクッと外れるような感覚(「膝崩れ」)が生じます。
  • スポーツ時の違和感: ターンや着地など、不安定な動きをした際に膝が抜けるような感覚を伴い、スポーツを続けることが困難になります。
  • 再発のリスク: 不安定な状態を放置すると、膝の他の部位(半月板や軟骨)にも負担がかかり、将来的に変形性膝関節症に進行するリスクが高まります。

「痛みは引いたから大丈夫」と自己判断せず、不安感がある場合は必ず専門医に相談することが重要です。

【検査・診断】
靭帯損傷の診断は、スポーツ時や交通事故による膝の痛み・違和感を「たかが捻挫」と軽視せず、早めに受診することが重要です。当院では、以下の検査を組み合わせて正確な診断を行います。

1.問診: 怪我をした状況(どのように力が加わったか、音や感覚の有無など)、現在の症状、過去の怪我の有無などを詳しくお伺いします。

2.身体診察: 膝の腫れや痛み、熱感を確認するとともに、医師が実際に膝を動かして不安定性を評価する徒手検査を行います。

3.X線(レントゲン)検査: 骨折の有無や骨の位置関係を確認するために行われます。靭帯損傷自体はレントゲンには写りませんが、骨折の合併がないかを除外する上で重要です。

4.MRI検査: 靭帯の断裂の有無や程度を詳細に確認できます。靭帯だけでなく、半月板や軟骨の損傷も同時に評価できるため、治療方針を決定する上で重要な検査です。

当院ではMRIが必要と判断した場合、適切な連携の医療機関にご紹介いたします。
これらの検査結果に基づき、靭帯の損傷度を正確に診断し、患者様一人ひとりに最適な治療計画を立てていきます。

【治療】
靭帯損傷の治療は、損傷した靭帯の種類、損傷の程度、患者様の年齢やライフスタイル(スポーツへの復帰希望の有無など)によって様々です。スポーツ時や交通事故により膝に痛みを感じたら、当院にご相談ください。

保存的治療:手術以外の方法で回復を目指す

  • 安静と固定(装具療法):損傷した靭帯の回復を促すため、サポーターやブレース(固定具)を用いて膝を安静に保ちます。
  • 薬物療法:痛みや炎症を抑えるために、内服薬(消炎鎮痛剤など)や外用薬(湿布、塗り薬など)を処方します。
  • 物理療法:炎症を抑え、血行を促進し痛みを緩和するために、アイシング(冷却)や温熱療法、電気療法などを行います。
  • 理学療法(リハビリテーション):専門の理学療法士が、膝を支える太ももの筋肉を強化し、膝の安定性を高めるための運動療法を指導します。特に、再発防止のためには、筋力とバランス感覚の回復が非常に重要です。

【予防】
膝の靭帯損傷は、適切な予防策を講じることでリスクを下げることができます。日頃から以下のことを継続して行うことが大切です。

  • 筋力トレーニング:膝を支える太ももやふくらはぎ、お尻の筋肉をバランス良く鍛えましょう。特に、太ももの前側の筋肉(大腿四頭筋)や後ろ側の筋肉(ハムストリングス)は、膝の安定性に大きく関わります。
  • 柔軟性の維持:日頃から全身や膝関節のストレッチを行い、関節や筋肉の柔軟性を維持します。特に、運動前後のストレッチは、怪我の予防に非常に重要です。
  • バランス能力の向上:片足立ちや、不安定な場所でのバランス練習をすることで、膝の安定性を高め、転倒やひねりによる怪我を予防します。
  • 適正体重の維持:肥満は膝に大きな負担をかけます。バランスの取れた食事と適度な運動で、膝への負担を和らげましょう。
  • 適切な装具の使用:過去に膝の靭帯損傷の経験がある方や、不安定感がある方は、スポーツ時にテーピングやサポーターで膝を保護し、再発を予防しましょう。
  • 運動後のケア:運動後は、膝をアイシングして炎症を抑え、膝関節へのストレスを緩和しましょう。

【靭帯損傷の治療は横浜市緑区のかたの整形外科へ】
スポーツ時や交通事故で膝に強い痛みを感じた後、「もう大丈夫だろう」と放置していませんか? 靭帯損傷は、適切な治療をしないと膝の不安定感が残り、再発のリスクや、将来的な変形性膝関節症に繋がる可能性があります。
横浜市緑区にお住まいの方、通勤・通学されている方で膝の痛みや不安定感にお悩みの方は、ぜひ一度当院にご相談ください。整形外科専門医が、丁寧な診察と的確な診断を行い、お一人おひとりの膝の状態やライフスタイルに合わせた最適な治療プランをご提案いたします。

【よくある質問】

Q1.膝に水が溜まるのはなぜですか?

A1.靭帯損傷と半月板損傷は異なりますが、同時に発生することが多いです。半月板は膝関節のクッション材であり、靭帯と同様にスポーツ中のひねりなどで損傷します。靭帯損傷が疑われる場合は、半月板損傷の有無も併せて検査することが一般的です。

Q2.手術をしないと治りませんか?

A2.損傷した靭帯の種類や程度によります。内側側副靭帯など、保存療法でも治癒が期待できる靭帯もあります。一方、前十字靭帯の完全断裂では、不安定感が残りやすく、スポーツ活動への復帰を望む場合は手術が選択されることが一般的です。医師が病状や患者様の希望を考慮して、最適な治療方針をご提案します。

Q3.靭帯が切れてしまったら、元には戻らないのですか?

A3.完全に切れてしまった靭帯は、自然に元の状態に戻ることはありません。特に前十字靭帯は自然治癒が難しいため、手術によって再建術を行う必要があります。ただし、部分的な損傷や、手術を必要としない靭帯の場合は、適切なリハビリテーションと固定によって、機能回復を目指すことができます。


かたの整形外科クリニック

診療科目 整形外科・リハビリテーション科・内科
院長名 片野 素昭
資格 日本整形外科学会認定 整形外科専門医
日本整形外科学会認定 スポーツ医
日本整形外科学会認定 運動器リハビリテーション医
日本整形外科学会認定 リウマチ医
日本整形外科学会認定 脊椎脊髄病医
義肢装具等適合判定医
身体障害者福祉法指定医(肢体不自由)
所在地 〒226-0016  神奈川県横浜市緑区霧が丘4-13-1
TEL 045-924-0560
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