頚椎ねんざ(寝違え、むち打ち症)
頚椎ねんざとはむち打ち症とも呼ばれ、交通事故や転倒・転落などによる衝撃が首の頸椎付近にかかり、首の筋肉や靱帯などを痛めた状態を言います。
頚部の痛みばかりではなく、めまいや耳鳴り、手のしびれなどが生じることがあります。
【治療法について】
多くの場合は数日で軽くなりますが、消炎鎮痛剤や筋弛緩剤の服用や湿布などで痛みを和らげれば早く楽になります。
痛みが強い場合は、最初は安静にしますが、少しずつ痛い方向に動かして元に戻していくようにします。
治療法は、以下の5通りです。
首の痛みや手のしびれが生じたら当院にご相談ください。
- 薬物療法
- 牽引療法
- 温熱療法
- 理学療法(リハビリテーション)
- 装具療法
【予防・改善のために】
予防としては、首へのストレスや緊張を最小限に抑えるために柔軟性を高めることが大切です。首を回すなど、普段から首や肩などのストレッチや体操を適度に行ないましょう。
またスポーツや交通事故により頸椎ねんざの症状がみられる場合は、軽視せずに医師の診断のもと治療を行ない、初期の安静をとることで、その後の治り方に大きな影響を及ぼします。後遺症の予防策には最も重要なことと言えます。