骨粗しょう症の原因②
【女性ホルモンの低下】
女性はさらに、高齢者の方が圧倒的に骨粗しょう症にかかりやすく、閉経を機に骨の新陳代謝に大きく関わるエストロゲンという女性ホルモンの分泌が衰えるため、カルシウムが溶け出すスピードに骨形成が追いつかず、骨がもろくなってしまいます。
エストロゲンには、以下のような働きがあります。
- カルシウムを骨につなぎとめるコラーゲンを助ける。
- 骨を形成する骨芽細胞の働きを助け、骨を破壊する破骨細胞を抑える。
エストロゲンの減少によるホルモンの異常で、骨の新陳代謝がスムーズに行なわれなければ、カルシウムを摂取しても骨の形成に結びつかず、骨粗しょう症が引き起こされてしまいます。
つまり女性は、男性に比べて加齢に伴う原因に加え、閉経によって骨粗しょう症になりやすいと言えます。