扁平足
土踏まずは、乳児期にはなく歩行により次第に形成されます。土踏まずが形成されるのは8歳頃で、それを過ぎてもなお形成されないと、一般的に扁平足といわれています。
また、運動不足や体重増加などの原因により、いったん形成された土踏まずが消失することもあります。
扁平足であっても、直ちに歩行に支障が出るわけではなく、扁平足だと路面からの衝撃の呼吸や緩和が難しくなり、足全体の負担が大きくなります。そのため長時間の歩行が辛くなったり、脚が疲れやすくなるのです。扁平足は、遺伝しますが、生活習慣で治すことができます。
痛みがなければ、治療する必要はありませんが、神経痛などを伴う場合は、病院を受診しましょう。
【治療法について】
幼児期扁平足の大半は治療の必要がなく、成長と共に自然と改善されていきます。一方、成人の場合は痛みなどの症状を伴うため、鎮痛剤や湿布で保存的な治療が行われます。また、足のアーチ機能を補助する足底板などの装具を装着することもあります。足のアーチを鍛えるためのリハビリや減量指導も並行して行われることもあるでしょう。これらの保存的治療を行っても症状が改善しない場合や、先天的な原因で扁平足を発症している場合には、腱移行術や関節手術が行われることもあります。
治療法は、以下の3通りです。
- 装具療法
- 温熱療法
- 外科的療法
【予防・改善のために】
予防・改善のために足・趾の筋肉をトレーニングすることが必要です。タオルをたぐり寄せたり、足の裏をストレッチしたり、アキレス腱をストレッチしたり、日常生活での使用を心がけましょう。肥満も負担の原因になるため、体重を適正に維持するようダイエットも重要です。