肩の痛みの間違った知識
肩に限らずですが、痛みに対する対処法についてよくあるのが、「痛くても動かす」ことです。
痛みが出ているということは、体からの警告によるものです。痛みを起こしている組織は炎症を起こし、これ以上負担をかけないで!という合図をしているのです。
肩関節の場合、これ以上負担をかけると関節がダメになってしまうよーーー、と悲鳴を上げている状態です。
そこでさらに動かしてしまうと、痛みは増して治癒にじかんがかかります。
より正しい肩の痛みへの対処法は、痛みのない範囲で動かすことです。
肩関節では、痛みがあるとき、これ以上負担がかからないように関節の周りの組織が分厚くなってきます。この時は、なるべく安静を保ってことをお勧めしますが、徐々に痛みがひいてくると、この分厚くなった組織だけが残ります。
この組織は、肩を動かすことで少しずつ破壊されていきます。
この組織を壊す時に、痛みに耐えながら行ってしまうと再び炎症が復活します。
そのため、痛みのない範囲で動かすことが大切になってきます。