変形性足関節症
【変形性足関節症とは】
「足首が痛い」「腫れている」「動きにくい」といった症状に悩まされていませんか?それはもしかしたら変形性足関節症(へんけいせいそくかんせつしょう) かもしれません。この病気は、足首の関節を覆う軟骨がすり減ったり、損傷したりすることで炎症が起こり、痛みが生じる状態を指します。
【症状】
変形性足関節症の主な症状は以下の通りです。
- 朝一番や、座っていて立ち上がった時など、動き始めに足首が痛む(「動き出しの痛み」と呼ばれる特徴的な症状です)。
- 夕方になると足首が腫れてくる。
- 階段や坂道を下る時に足首に響くような痛みがある。
- 正座ができない、しゃがむのがつらいなど、足首の可動域が制限される。
- 足首を動かすと「ゴリゴリ」「ミシミシ」といった音がすることがある。
これらの症状は、進行すると日常生活に大きな支障をきたすことがあります。
【診断】
当院では、患者様のお話を詳しく伺い、足首の状態を総合的に評価します。
- 1.診察
- 2.X線(レントゲン)検査
実際に足首の変形や腫れの有無、痛みの場所、可動域などを確認し、歩き方(歩行状態)も細かく観察します。
足首の関節の隙間の狭さや骨棘(骨のとげ)の形成など、軟骨の損傷度合いや骨の変形を詳しく調べます。これにより、病気の進行度を客観的に評価できます。
【治療法】
長引く足首の痛みや腫れでお悩みの方、正座ができないなどの症状がある方は、ぜひ一度当院にご相談ください。患者様一人ひとりの症状や生活スタイルに合わせて、最適な治療プランをご提案します。
1.保存療法
まずは、手術をせずに症状を和らげる保存療法から始めることが一般的です。
- 薬物療法
- 理学療法(リハビリテーション):
- 装具療法
- 物理療法
痛みや炎症を抑えるための**内服薬(消炎鎮痛剤など)や外用薬(湿布、塗り薬など)を処方します。
専門の理学療法士が、足首周囲の筋肉を強化したり、関節の動きを改善させたりするための運動指導を行います。また、正しい歩き方や足首に負担の少ない動作についてもアドバイスします。
足首への負担を軽減し、安定性を高めるために、足底板(インソール)やサポーターなどを使用することがあります。
温熱療法や電気療法などで、血行を促進し痛みを緩和します。
2.手術療法
保存的治療で十分な効果が得られない場合や、痛みが強く日常生活に支障をきたしている場合には、外科的治療を検討することがあります。
- 関節鏡視下手術
- 骨切り術
- 関節固定術
- 人工関節置換術
小さな切開でカメラを挿入し、軟骨のささくれを取り除いたり、骨棘を切除したりします。
骨の一部を切って角度を調整し、足首への負担を軽減します。
重度の場合は、関節を固定して痛みをなくす手術を行うこともあります。
損傷した関節を人工の関節に置き換える手術です。
手術は最終的な選択肢であり、患者様のご希望や病状を十分に考慮した上で、専門医が詳しくご説明いたします。
【日常生活でできる予防と改善のポイント】
変形性足関節症の痛みは、日々の生活習慣を見直すことで予防・緩和できる場合があります。
- 足首に負担をかける動作を避ける
- 適切な靴選び
- 足首やアキレス腱のストレッチ
- 足首周りの筋力トレーニング
- 適正体重の維持
- 運動前のウォーミングアップ
長時間の立ちっぱなしや、激しい運動、足首をひねるような動作はなるべく避けましょう。
クッション性があり、足にフィットする靴を選びましょう。
ヒールの高い靴や、底の薄い靴、足首をしっかり固定しない靴は足に負担をかけるため避けましょう。
靴紐は毎回しっかり結び、足が靴の中で動かないようにすることが大切です。
足首の柔軟性を保つことは、症状の緩和だけでなく予防にも役立ちます。
・アキレス腱ストレッチ:壁に手をつき、かかとを浮かせずにアキレス腱を伸ばします。
・足首の底屈・背屈ストレッチ:足首をゆっくりと上下に動かします。
・足首回し:座って足首をゆっくりと回す運動も効果的です。
足首を安定させる筋肉を鍛えることで、負担を軽減できます。
体重が増加すると足首への負担も大きくなります。バランスの取れた食事と適度な運動で、適正体重を維持し、病気の進行を抑制しましょう。
スポーツをする前には、必ず足首のストレッチや軽い運動でしっかりと体を温め、準備運動をしましょう。
【変形性足関節症の治療は横浜市緑区のかたの整形外科へ】
足首の痛みは、日常生活の質を大きく低下させます。我慢せずに、まずは専門家にご相談ください。当院は、皆様が快適な毎日を送れるよう、全力でサポートいたします。

