その手の痛み・しびれ、放置していませんか?身近な手の症状と治療を整形外科医が解説
「ペットボトルの蓋が開けにくい」
「朝起きると指が強張っている」
「指の付け根を押すと痛む」
こうした手の不調を感じたことはありませんか?手は日常生活で最も頻繁に使う部位でありながら、多少の痛みであれば「使いすぎかな?」と放置されがちな場所でもあります。
しかし、手は非常に繊細な構造をしており、小さな骨や腱、神経が複雑に絡み合っています。適切な診断が遅れると、変形が進んだり、治りにくくなったりすることもあります。
今回は、横浜市緑区の「かたの整形外科クリニック」が、よくある手の症状から、「手の外科」領域の疾患、そして当院での治療について詳しく解説します。
【1.手の悩みで多い「3つのサイン」】
手の不調は大きく分けて「痛み」「しびれ」「変形・動きの悪さ」の3つに分類されます。
①指の付け根が痛い、カクカクする(ばね指)
指を曲げ伸ばしするときに引っかかりを感じたり、バネのように「カクッ」と動いたりする症状です。これは腱鞘炎の一種で、進行すると指が曲がったまま戻らなくなることもあります。
②親指の付け根が痛む(母指CM関節症)
物をつまむ時や、ビンの蓋を開ける時に親指の付け根が痛む場合は「母指CM関節症」が疑われます。使いすぎや加齢による軟骨の摩耗が原因です。
③指先がしびれる、物をつまみにくい(手根管症候群)
親指から薬指にかけてしびれがあり、特に明け方に強く感じる場合は、手首にある神経の通り道が圧迫される「手根管症候群」の可能性があります。
【2.代表的な「手の外科」疾患とその特徴】
「手の外科」で扱う疾患は多岐にわたります。ここでは代表的なものをいくつか紹介します。
へバーデン結節・ブシャール結節
指の第一関節(へバーデン)や第二関節(ブシャール)が腫れて痛んだり、曲がったりする病気です。40代以降の女性に多く、関節リウマチと間違われることもありますが、これらは「変形性関節症」の一種です。
ドケルバン病(狭窄性腱鞘炎)
親指を広げたり動かしたりする際に、手首の親指側が激しく痛む腱鞘炎です。スマートフォンの操作や、産前産後の育児(赤ちゃんの抱っこ)などで手を酷使する方に多く見られます。
ガングリオン
手首や指の付け根にできる、ゼリー状の物質が詰まったコブのようなものです。基本的には良性ですが、神経を圧迫して痛みが出る場合は治療の対象となります。
【3.かたの整形外科クリニックでの診断と治療アプローチ】
当院では、患者様が「何に困っているか(仕事に支障がある、趣味のピアノが弾けない等)」を大切にし、最適な治療法をご提案します。
精密な検査:超音波(エコー)検査
レントゲンでは写らない腱の腫れや、神経の圧迫状態、ガングリオンの内部などをリアルタイムで確認できる超音波(エコー)検査を活用します。被曝の心配もなく、動かしながら患部を確認できるため、「手の外科」領域の診断において非常に有効なツールです。
保存療法(手術をしない治療)
多くの場合、まずは手術をしない治療から始めます。
- 安静・固定:テーピングやサポーターで患部の負担を減らします。
- 薬物療法:炎症を抑える飲み薬や、必要に応じて関節内・腱鞘内への注射を行います。
- リハビリテーション:当院の理学療法士が、手の強張りを取るストレッチや、負担をかけない手の使い方を指導します。
専門機関との連携
万が一、高度な手術(顕微鏡下での神経縫合や複雑な骨切り術など)が必要と判断された場合には、近隣の大学病院や「手の外科」専門医が在籍する高度医療機関と速やかに連携し、スムーズな紹介を行います。
【4.手の健康を守るためのセルフケア】
「手の外科」疾患の多くは、日常生活のちょっとした工夫で予防・緩和が可能です。
- 「休める」勇気:痛みは体からのサインです。スマホの長時間操作や、同じ作業の繰り返しを避け、こまめに休憩を挟みましょう。
- ストレッチ:指や手首をゆっくりと反らせるストレッチを習慣にしましょう。
- 更年期ケア:女性ホルモンの変化が指の関節痛に関係していることも多いです。当院では女性特有の指の痛みに対し、エクオールなどのサプリメントのアドバイスも行っています。
【5.まとめ:横浜市緑区で手の痛みにお悩みなら】
手は、私たちが自分らしく生きるための大切な道具です。
「この程度の痛みで整形外科に行ってもいいのかな?」と遠慮される必要はありません。「手の外科」的視点を持った専門医による早期受診が、症状の悪化を防ぎ、快適な生活を取り戻す鍵となります。
横浜市緑区霧が丘のかたの整形外科クリニックでは、地域の皆様の「身近な手の相談窓口」として、丁寧な診察と最適な治療を提供しています。
十日市場駅や青葉台駅からもバスでアクセスしやすく、駐車場も完備しております。指先のしびれ、関節の腫れ、原因不明の手の痛みなど、どんな些細なことでもお気軽にご相談ください。

