関節ねずみ
関節の中に関節内遊離体(軟骨や骨のかけら)が存在する状態のことで、かけらが関節の中を
動き回ることから、よく「関節ねずみ」と呼ばれます。多くはスポーツ(野球、ソフトボール、バスケットボール、テニス、ゴルフなど)が原因で、肘や膝の関節に生じやすい傾向があります。主な症状としては関節が痛んだり、肘などの関節が動かなくなったり(ロッキング)します。
【治療法について】
一般的には、症状が軽い人では経過観察になる事が多く、症状が強い人、またはスポーツ選手は手術によって関節内遊離体の除去が施行されます。関節鏡といい、膝関節に小さな穴を開け内視鏡を入れ、関節内の状態観察と関節ネズミを取り出す方法です。関節が痛んで関節内遊離体が心配な人はぜひ当院までご相談ください。
治療法は、以下の2通りです。
- 理学療法(リハビリテーション)
- 外科的療法
【予防・改善のために】
関節ネズミは様々なスポーツで発生します。
例えばテニスですとフォームが悪い選手、膝や股関節の固い選手がストレッチを毎日きちんと行っていなことが多くみられます。
したがいまして、予防するためにも、日頃から膝や股関節のストレッチをきちんと続けることが重要です。