頸椎間板ヘルニア
椎間板が変性することで髄核が後方や後側方に脱出し、脊髄や神経根を圧迫する病気です。第5~6頚椎間、第6~7頚椎間、第4~5頚椎間の順に多くみられます。
頚部や肩の痛み、脊髄性の場合は手全体や下肢の麻痺、しびれ、神経根性の場合は片方の上肢に放散する痛みやしびれ、麻痺を生じます。
【治療法について】
治療法は、以下の7通りです。
後頸部の鈍痛や違和感、手足のしびれを感じたら当院にご相談ください。
- 薬物療法
- 牽引療法
- 温熱療法
- 理学療法(リハビリテーション)
- 装具療法
- 神経ブロック療法
- 外科的療法
【予防・改善のために】
人間の頭部は重たく、頚椎には常に大きな負担がかかるため、頸椎間板ヘルニアを予防するには姿勢を改善することが重要です。
日常生活での負担の積み重ねが原因となる事が多いため、以下のような方法で身体バランスの崩れを改善すると同時に、精神的ストレスや内臓疲労を軽減することも大切です。
- 長時間のデスクワークによる悪い姿勢の固定、運動不足を避ける
- 長時間のパソコン作業による眼精疲労やドライアイを避ける
- 荷物を持つときは使う手を決めず、体重を片方の足にかけない
- 仕事での精神的ストレスを解消するため、適度な休憩をとる
- お酒の飲み過ぎ、冷たい飲料の飲み過ぎを避ける