タバコの恐ろしさ
今日は嫌煙運動の日です。1978年に、禁煙を求める人々によって嫌煙権確立を目指す会が設立されたことを受けて制定した記念日です。
ここでタバコの恐ろしさについてお話しします。
タバコ煙に含まれるニコチンは副腎皮質を刺激してカテコラミンを遊離し,交感神経系を刺激して末梢血管の収縮と血圧上昇,心拍数の増加をきたします。また強力な血管収縮および気管支収縮作用を有するトロンボキサンA2の遊離作用も有しています。タバコの煙には一酸化炭素が4%(重量%)程度含まれており血液中のヘモグロビンと強固に結合して(酸素の約250倍)慢性の酸素欠乏状態を引き起こします。
タバコ煙はコレステロールの変性を促進し、血管内皮を障害するとともにHDLコレステロールを減少させ,動脈硬化を促進してしまいます。これが一酸化炭素による酸素欠乏や血管異常収縮とも相まって循環器疾患のリスクを増大させるのです。最終的には、慢性閉塞性肺疾患や肺がんにもつながります。
人生100年時代に突入しつつあるので、健康的な生活を送っていきましょう!!!